県立高校 卒業生の就職内定率99.7%

この春、県内の県立高校を卒業した生徒の就職内定率は、3月末の時点で99.7%と、前の年の同じ時期と比べて0.2ポイント上回ったことが県教育委員会のまとめでわかりました。

三重県教育委員会によりますと、ことし3月に県内の県立高校を卒業した生徒のうち就職を希望したのは3009人だったのに対し、内定が出たのは2999人でした。
就職内定率は99.7%で、前の年の同じ時期と比べ0.2ポイント上回りました。
これは、比較可能な記録が残っている平成21年度以来、99.8%だった令和2年度に次いで高いということです。
また、特別支援学校の高等部を卒業した生徒のうち、就職を希望した54人は全員に内定が出て就職したということです。
就職内定率が高い背景には製造業を中心に県内で高卒向けの求人が増える一方で、少子化で就職を希望する生徒が減っていることがあるとしています。
三重県教育委員会では、企業の人事やハローワークの相談員の経験者を「就職実現コーディネーター」として任用していて、若者の早期の離職を防ぐため、働き始めたあとも企業と連携して支援にあたるということです。