志摩市で実験的に”日本版ライドシェア”

一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶ、「日本版ライドシェア」について三重県はことし夏の観光シーズンにあわせて、志摩市で実験的にサービスを始める方向で今後、国に認可の申請をする方針です。

日本版ライドシェアは、タクシー会社が研修や運行管理などを行う運営主体となり、一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶ仕組みで、4月8日から東京でサービスが始まりました。
三重県はことし夏の観光シーズンにあわせて、志摩市で実験的にサービスを始める方向で、今後、国土交通省に認可の申請をする方針です。
県によりますと、まずは実証実験として始め、需要や供給のバランスのほか、ドライバーの労務管理や安全管理を適切に行えるかどうかなど、一定期間の運用を通じて検証し、サービスのあり方を模索することにしています。
また、今後、参加するタクシー会社を募ることにしていて、実施する曜日や時間帯、それに台数などを調整することにしています。
一見知事は「タクシーがなくて観光地を巡れないとか、夜に食事をしても帰りにいく車がないという話を聞く。三重県の場合は都会型のライドシェアとは異なると思うが、観光地型のライドシェアの導入を目指したい」と話していました。