四日市市 ふるさと納税の寄付額 前年の約4倍に

ふるさと納税の寄付額アップに取り組んできた三重県四日市市は昨年度の寄付額が3億円余りと、前の年度のおよそ4倍に増えるなど、目標を大幅に上回ったと発表しました。

四日市市ではふるさと納税の寄付額が市民がほかの自治体に寄付することに伴う控除額を大幅に下回り、税収が流出する状態が続いていました。
このため、新たな返礼品の開発などに取り組む専門の職員を採用するなどして寄付額のアップに取り組んできました。
その結果、昨年度、市に寄せられた寄付の件数は9353件で、前の年度の3.1倍に、寄付の総額は3億1824万円で、前の年度の3.7倍にそれぞれ増えました。
また、目標としていた寄付額の1億2900万円の2倍以上となりました。
この結果について、市ではふるさと納税のポータルサイトでのPRを強化したことや、新たな返礼品の開発、それに市を挙げた寄付額アップの取り組みに注目してもらえたことなどが実を結んだと分析しています。
森智広市長は「結果に満足している。本気で向き合えば結果は出るものだと思うので2年目も結果を求めていきたい」と話しています。