桑名市の施設に宅配ロッカー設置 自治体施設では東海地方初

桑名市の施設に宅配ロッカー設置 自治体施設では東海地方初

再配達を減らし、二酸化炭素の排出量削減につなげようと、三重県と桑名市などは24時間荷物の受け取りができる「宅配ロッカー」を市の施設に設置しました。
自治体の施設への宅配ロッカーの設置は、東海地方では初めてだということです。

宅配ロッカーが設置されたのは、桑名市大山田地区にある養護老人ホームや保育園などが入る市の複合施設「桑名福祉ヴィレッジ」です。
宅配ロッカーには、縦、横、高さの3辺の合計が1メートル以内のサイズの荷物を入れることができます。
県や市によりますと、大山田地区の配達の際の不在率は10%を超えていて、再配達を減らし、二酸化炭素の排出量削減につなげようと宅配業者と連携してロッカーを設置しました。
宅配ロッカーは駅やスーパーなどに多く設置されていますが、県によりますと、自治体の施設への設置は愛知、岐阜、三重、静岡の4県では初めてだということです。
ヤマト運輸の仲辻徳行さんは「お客様の利便性がよくなってさらに私たちの再配達も減るので、とても助かります」と話していました。
桑名市グリーン資産創造課の村松幸泰課長は、「24時間ライフスタイルに合わせて利用できるので、市民の利便性を高めながら、脱炭素の取り組みを進めたい」と話していました。
桑名市ではこのほか、5月1日から自宅に設置する宅配ボックスなどの購入費用について最大1万円まで補助する制度も始める予定です。