業務上横領疑いで逮捕後不起訴の明和町職員停職6か月懲戒処分

明和町は、業務上横領の疑いで逮捕され、その後、不起訴となった職員について、行政の信用を失墜させたなどとして、停職6か月の懲戒処分としました。

懲戒処分を受けたのは、明和町生活環境課の51歳の主査です。
明和町と多気町、それに大台町の3つの町の学校の事業に関する分担金を取り扱う町村会の経理担当者を務めていた職員は、町村会の口座から現金を払い出したとして業務上横領の疑いで逮捕され、その後、嫌疑不十分で不起訴となりました。
町の調査によりますと、この職員は、町村会の経理担当者だったとき以外にも不適切な事務処理を行っていたということです。
このため、町は地方公務員の職の信用を傷つけ、行政の信用を失墜させたなどとして、職員を22日付で停職6か月の懲戒処分としました。
町の調査に対し、職員は「金を引き出したことは間違いない。迷惑をかけて申し訳ない」などと話し、被害額を全額弁済して、22日、依願退職したということです。
下村由美子町長は、「町民の皆様に多大なるご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます。二度とこのようなことが発生しないよう一層の綱紀粛正に努めてまいります」とコメントしています。