物価高などで奨学金申請急増 「あしなが学生募金」活動始まる

病気で親を亡くすなどした子どもたちを支援する奨学金の申請が、物価高などを背景に急増する中、21日、津駅前で募金活動が行われました。

親を亡くしたり、親に障害があったりして、経済的に苦しい環境にある子どもたちを支援する「あしなが学生募金」の活動がことしも全国で始まり、21日、津駅の西口では奨学金を利用する大学生ら8人が参加しました。
大学生たちは「皆さんの募金が大きな力となって、遺児たちの進学の夢をかなえます」などと協力を呼びかけました。
あしなが育英会によりますと、物価高などのため、奨学金の申請が全国で急増し、この春、高校に入学した生徒で申請した人は過去最多の1800人に上った一方、54%が資金不足で給付を受けられませんでした。
県内では25人が申請し、12人が受給できなかったということです。
募金をした3歳の子どもを持つ30代の父親は「置かれた境遇により教育が受けられないのはよくないので募金しました。家庭の事情で教育を受けられない子どものために使ってほしい」と話していました。
両親に障害があり、奨学金をもらっている大学生の岩田英稔さんは「奨学金は心の支えです。奨学金がないときは家庭を支えなければという責任を強く感じていましたが、今は自分のやりたいことに専念できています。子どもの夢をかなえるために社会全体の支援が絶対に必要です」と話していました。
募金活動は、4月27日と28日に近鉄四日市駅でも行われます。