三重県の出生率1.44全国平均上回る 28市町で低下

女性1人が一生に出産する子どもの数を示した出生率の、おととしまでの5年間の調査結果が公表され、三重県は1.44と全国平均を0.11ポイント上回りました。
市町別では、東員町を除く28の市町で前回の調査から低くなりました。

女性1人が一生に出産する子どもの数を示した「合計特殊出生率」について、厚生労働省はおととしまでの5年間の平均値を調べ、19日、公表しました。
それによりますと、三重県は1.44で、全国平均の1.33を上回りましたが、前回公表された平成29年までの5年間と比べて0.08ポイント低くなりました。
市町別では、川越町が1.59と最も高く、朝日町が1.57、明和町が1.52と続きました。
一方で、低い順には志摩市と木曽岬町の1.32、名張市が1.35、鳥羽市が1.37となりました。
前回の調査より高いのは東員町だけで、残りの28の市町では低くなりました。
県人口減少対策課は、低下の要因には未婚化や晩婚化があるとしたうえで、「安心して子どもを産み育てられるように、結婚から妊娠や出産、子育てまで切れ目のない支援をしていきたい」と話しています。