「100年フード」 ”津ぎょうざ“など新たに2件認定

地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を認定する文化庁の「100年フード」に、津市の「津ぎょうざ」など2件が三重県内から新たに認定されました。

津ぎょうざは、直径15センチの大きな皮で通常の5倍ほどの量の具を包んで油で揚げたギョーザで、今から40年ほど前に学校給食から生まれたとされています。
これまでに多くの子どもたちが津ぎょうざを食べ、また、津市内のおよそ30の飲食店などでそれぞれの店の特徴を生かした津ぎょうざが提供されています。
津ぎょうざを通じて、まちおこしの活動などに取り組むNPO法人「津ぅ郷育委員会」が文化庁に申請し、3月、100年フードの認定を受けました。
NPO法人の西川直希代表理事は「津のご当地グルメとして愛される宝だと思うので選ばれて喜ばしい。津ぎょうざと一緒に津のまちを元気にしたい」と話していました。
また、鳥羽市の国崎町に伝わる地元の海から採った海藻6種類と青菜でつくる正月の伝統料理「海の七草粥」も認定を受けました。
これで三重県内で認定を受けた100年フードは合わせて6件になりました。