大阪・関西万博 三重県 「100万ドルの鐘」を特別展示

来年の大阪・関西万博にブースを出展する三重県は、特別展示の1つとして昭和14年のニューヨーク万博でも展示され、当時「100万ドルの鐘」として話題になった、1万2000個余りの真珠などを用いた鐘を展示すると発表しました。

特別展示の1つとして展示されるのは、鳥羽市の観光施設「ミキモト真珠島」が所有し、アメリカ独立の象徴である「自由の鐘」を模して1万2000個余りの真珠と366個のダイヤモンドで作ったものです。
県によりますと「自由の鐘」は、昭和14年に開かれたニューヨーク万博でも展示され、その豪華さから「100万ドルの鐘」として見る人を驚かせたということです。
今回の展示は期間限定で、一見知事は「昭和14年には悪化しつつあった日米関係を少しでも良くしようと出展されたようだ。厳しい世界情勢の中、『平和を願う鐘』として万博で展示するのに適したものではないか」と話していました。
一方、万博を巡り、海外パビリオンの準備の遅れや、開催自体に否定的な意見があることについては「非常に厳しい状況ではあるが、世界の各国は自国の状況を見てほしいということで展示する。ある意味、平和の展示になると思うので、成功を祈っている」と述べました。