全国各地の焼き物を展示・販売「全国大陶器市」 松阪市

全国各地の焼き物を一堂に集めて展示・販売する「全国大陶器市」が三重県松阪市で開かれ、大勢の人たちでにぎわっています。

「大陶器市」は、焼き物の魅力を知ってもらおうと全国を巡回して開かれていて、松阪市では13日から始まっています。
会場の松阪農業公園ベルファームには、有田焼や信楽焼など、約50万点の焼き物が市価より2割から3割ほど安く販売され、大勢の人たちでにぎわっています。
会場には、石川県の九谷焼のコーナーが設けられ、人間国宝の徳田八十吉さんの手による深みのある独特の青色が特徴の花瓶なども販売されています。
このほかにも、四日市市で作られている萬古焼の土鍋も販売され、訪れた人たちが気に入った焼き物を買い求めていました。
全国大陶器市振興組合の平野利一代表理事は「実際に手に取って質感を確かめたりして、買い物を楽しんでいただきたい」と話していました。
松阪市の全国大陶器市は、4月21日まで開かれ、売り上げの一部は日本赤十字社を通じて能登半島地震の被災地におくられるほか、NHK厚生文化事業団などを通じて、障害者の支援などに役立てられるということです。