能登半島地震で捜索活動行った警察官などから話を聞く研修会

能登半島地震の発生を受けて、大規模災害時の体制強化に取り組む津市で、11日夜、現地で捜索活動などを行った警察官や自衛官などから職員が話を聞く研修会が開かれました。

研修会には、市の幹部職員、500人余りが参加し、能登半島地震の被災地で捜索や救助活動などを行った警察官や消防隊員、それに陸上自衛隊の自衛官が活動で感じた課題などを紹介しました。
このうち、捜索活動を行った警察官は「情報が錯そうし、同じ場所で消防や自衛隊などが捜索するなどのむだもあった。情報を整理して効率的に活動することの難しさを感じた」などと振り返りました。
いっぽう、捜索や物資の輸送などを行った自衛官は、「自衛隊には被災地をくまなく回って情報を収集する部隊があるので、その情報を役立ててほしい」と話していました。
参加した男性職員は「津市は広いので、いかに集落の孤立などを防ぐのか、事前の準備に力を入れなければいけないと感じた」と話していました。
また、別の男性職員は「被災地で活動した人の話を聞く機会がなかったので、参考になった」と話していました。