三重の観光 県 効果的に売り出す案まとめる

県内には伊勢神宮や伊賀忍者など、知名度の高い観光地や観光コンテンツがありながら、それらが三重県のものだと十分に知られていない現状があるなどとして、県は観光の魅力を効果的に売り出す戦略などを定めた「プロモーション推進方針」の案をとりまとめました。

県によりますと、首都圏に住む900人を対象に去年行ったアンケートで、伊勢神宮を知っている人はおよそ95%にのぼりましたが、三重県にあることを知っていた人は82%にとどまったほか、ナガシマスパーランドを知っている人はおよそ69%だったのに対し、三重県にあることを知っていた人は46%にとどまったということです。
また、伊賀忍者を知っている人は66%余りだったのに対し、三重県の文化だと知っていた人は44%余りにとどまったということです。
県は県内には知名度の高い観光地や観光コンテンツがありながら、それらが三重県のものだと十分に知られていない現状があるなどと分析しています。
こうしたことから県は観光の魅力を効果的に売り出す戦略をまとめた「プロモーション推進方針」の案をとりまとめました。
方針では外部の専門家の知見を活用して効果的なプロモーションを行ったり、市町などとも連携して積極的な情報発信に取り組むとしています。
一見知事は「伊勢神宮は知っているが三重県はどこにあるのかという声が多い。三重をまるごと売りこんでいくことが大事だ」と話していました。