能登半島地震 被災地の復興願い大きな和紙に揮ごう

津市の寺で、書道を通じて平和や復興を考える催しが開かれ、参加者たちが、能登半島地震の被災地の復興などを願って大きな和紙に揮ごうしました。

津市の高田本山専修寺で、行われたこの取り組みは、書道を通じて平和や復興などを訴える活動を各地の寺などで行う「和プロジェクトTAISHI」が企画しました。
高田高校書道部の生徒6人は、1人ずつ筆をとり、縦1メートル、横5メートルほどの大きな和紙に聖徳太子が唱えたとされる「和を以て貴しとなす」を意味する漢字4文字を、力強く書き上げました。
このあと、書家の山脇結翠さんも揮ごうし能登半島地震の被災地をしのび、「復興」という漢字2文字を書き上げました。
高田高校の2年生の女子生徒は「書道は100点の出来でした。これからは、自分が平和で安全に暮らせることにも感謝しながら毎日を過ごしていきたい」と話していました。