移動可能なコンテナ型ホテルを避難所に活用へ 松阪市が協定

松阪市は、大規模な災害時、移動が可能なコンテナ型のホテルを避難所などとして活用するための協定をホテルの運営会社と結びました。

3日、松阪市役所で開かれた協定の締結式には、竹上真人市長とコンテナ型ホテルの運営会社の岡村健史社長が出席しました。
3月31日、市内にオープンしたホテルは、1部屋ごとにコンテナとなっていて、ベッドやトイレ、シャワーなどが備えてあり、外にはタイヤがついていて移動が可能となっています。
市では、大規模災害時にこのコンテナホテルを「2次避難所」などとして活用するため、今回の協定を結びました。
現在このホテルには47の客室がありますが、必要に応じて、、別の場所から移動させてきた客室を追加することもできるということです。
竹上市長は、「能登半島地震が起こり、防災対策への思いを新たにした。現地では避難所の運営が大変な状況になっているが、今回、非常に強い味方を得たと思っている」と話していました。
また、岡村社長は、「プライベートな空間の提供を約束できるので、有事の際には避難所として手助けしていきたい」と話していました。
この会社では、全国の130を超える自治体と同様の協定を結んでいますが、県内の自治体との協定は今回が初めてだということです。