四日市市で高校生が「金融リテラシー」学ぶ

OECDなどが進める若者への金融教育を推進する週間にあわせて、三重県四日市市の高校では、お金に関する知識や判断力、いわゆる「金融リテラシー」を高めてもらおうという出前授業が行われ、地元の銀行の行員が、計画的にお金を使うことの重要性を伝えました。

OECDなどは、3月18日からの1週間を、「グローバルマネーウィーク」として、若者への金融教育を推進していて、津市に本店がある百五銀行では、県内の高校で行員の出前授業を行っています。
13日は、四日市市の四日市工業高校で1年生の1クラスで授業が行われ、ほかのクラスともオンラインでつなぐかたちで、約270人が参加しました。
行員は授業で、住宅の購入と子どもの教育、それに老後の生活のための費用が3大費用と呼ばれ、ライフプランを立てることの重要性を訴えました。
また、クレジットカードは手元にお金がなくても買い物ができて便利な一方で、月々の支払いが遅れることが続けば、カードを使えなくなるおそれがあるということで、計画的に使うことが重要だと注意を促していました。
授業を受けた男子生徒は「知らないことばかりでしたが、社会に出たときに大事なことだと感じました」と話していました。
また女子生徒は「これからの生活にお金が関わってくることを改めて感じました。お金に困って生活しにくくならないように気をつけたいです」と話していました。