津市一志町の養鶏場で火災 消火活動続く 

3日午前、津市の養鶏場で「鶏舎」が燃える火事があり、現在も消火活動が続けられています。

3日午前10時、津市一志町波瀬にある養鶏場で、ニワトリを飼う「鶏舎」から煙が出ていると消防に通報がありました。
警察と消防が駆けつけると、鶏舎が燃えていて、消防車13台が出て消火にあたっていますが、火の勢いが強く出火から2時間たった現在も燃え続けています。
午前11時半ごろ、NHKのヘリコプターが上空から撮影した映像では、鶏舎から赤い炎と黒煙が激しく上がる様子が確認できました。
火の手が上がっている鶏舎は建物のほとんどが崩れ落ちています。
警察によりますと養鶏場では当時、溶接工事が行われていたということで、養鶏場の従業員9人と工事関係者2人にけがはありませんでした。
養鶏場では、5つの鶏舎で22万羽のニワトリを飼育していて、このうち5万羽を飼育する1棟と空の鶏舎1棟が燃えたということです。
養鶏場は住宅街から離れた山林にあり、煙が広い範囲に広がっていますが山火事などの心配は無いということです。
三重県内には乾燥注意報が出されていて、気象台は火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。