1月有効求人倍率1.45倍 3か月連続前の月下回る

ことし1月の県内の有効求人倍率は、1.45倍となり、3か月連続で前の月を下回りました。

三重労働局によりますと、ことし1月、県内で仕事を求めた人の数「有効求職者数」は2万4854人で、企業からの求人の数「有効求人数」は3万6015人でした。
この結果、仕事を求める人1人に対してどのくらいの求人があるかを示す有効求人倍率は、働く場所ごとに集計した「就業地別」で1.45倍となり、前の月を0.02ポイント下回りました。
有効求人倍率が前の月を下回るのは、3か月連続です。
三重労働局によりますと、小売業や卸売業では、個人消費の持ち直しによる客の増加に伴い、ホームセンターやスーパーで求人数が増えた一方、運輸・郵便業では、物流の「2024年問題」の対応で求人募集を行う事業所がある中で、増員を行う余裕のない中小の事業所が依然として多いとみられ、減少したということです。
このため、労働局は県内の雇用情勢について、「改善の動きに一部で弱さが見られる。物価上昇などが雇用に与える影響に注意する必要がある」とする前の月の判断を据え置きました。