ヘルメット着用でも崩れない髪型は? 津市の美容室

自転車のヘルメット着用が努力義務になる中、高校生の着用率を向上させようと、津市の美容室では20日、ヘルメットをかぶっても崩れない髪型を紹介する動画の撮影が行われました。

この取り組みはJAF=日本自動車連盟三重支部が美容師などを育成する専門学校に依頼して行ったものです。
20日は津市の美容室で、ヘルメットをかぶっても崩れない髪型を紹介する動画の撮影が行われました。
撮影では髪型を考案した講師の浦西克弥さんが学生たちにセットの方法を教えたうえで、実際に自分でセットする様子やヘルメットを着用したときの見え方などを撮影しました。
浦西さんが考案した髪型は女性向けの2種類で、いずれも髪の毛を2つに分けて結んでアレンジし、ヘルメットをかぶっても崩れないように後頭部ではなく、首に近いところで結ぶのがポイントだということです。
浦西さんは「事故で悲しい思いをする子が1人でも減ってほしいし、これをきっかけにヘアアレンジに興味を持ってもらえたらうれしい」と話していました。
JAF三重支部事業課の松尾和則さんは「自転車は車との事故が多く、けがも大きくなります。髪型が崩れるのは嫌なことかもしれないが、この髪型を参考にして着用してほしい」と話していました。
撮影された動画は、JAF三重支部が県内の高校で行う交通安全教室などで活用されるということです。