イオン津ショッピングセンター休業 45年の歴史にいったん幕

津市中心部にある大型商業施設「イオン津ショッピングセンター」が、12日、最終営業日を迎え、惜しまれながら、約45年の歴史にいったん、幕を閉じました。

「イオン津ショッピングセンター」は、昭和53年に「津ショッピングセンターエル」として開業し、長年にわたって地元で親しまれてきましたが、「客のニーズに合ったサービスが提供できていない」として運営するイオンリテールが休業を決めました。
最終営業日となった12日は、多くの買い物客が訪れ、かつての店のようすを写した写真を眺めたり、「45年間ありがとう」などとメッセージを書いたりして休業を惜しんでしました。
訪れた50代の女性は「子どもの頃から買い物をしていたので最後を見届けようと思い来ました。さみしいです」と話していました。
そして、午後6時の閉店が近づくと、従業員が客の一人ひとりに感謝の花を手渡して送り出しました。
そして最後に奥田忠司店長が「店が無くなるのはつらいですが、心の片隅のどこかで思い出してもらえれば本当に幸せです。長い間ありがとうございました」とあいさつすると、集まった約1000人の客から、拍手や「ありがとう」などの声が上がっていました。
一方、隣接するイオンシネマ津は、当面営業を続けるということです。