桑名市が認定こども園虐待受け保育環境充実へ新年度予算案に

桑名市は、去年市内の認定こども園で、園児の虐待など、不適切な行為が確認されたことを受けて、保育環境の充実のための費用を、新年度の予算案に盛り込むことになりました。

桑名市の新年度・令和6年度予算案は、一般会計の総額が639億4900万円余りで、この中には、去年、市内の認定こども園で園児に給食を無理やり食べさせる虐待など、不適切な行為が確認されたことを受けて、保育環境の充実のための費用が盛り込まれています。
具体的には、保育士の確保のため、市内の保育園などに就職する保育士に一時金を支給する費用や、保育士の離職を防ぐため、3年目、5年目、7年目などに奨励金を支給する費用など、合わせて1億6600万円余りが計上されています。
伊藤徳宇市長は「桑名市で子育てに関わる人をさらに増やし、保育の現場が子どもたちによりよい環境になるよう充実させたい。子育て世帯から選ばれるまちになることで、人口減少の歯止めにもつながると思う」と話しています。
市は、この新年度予算案を、2月20日から始まる市議会に提出する予定です。