「投資詐欺事件」県内で相次ぐ 2人が計約6千万円被害

SNSで、うその投資を持ちかけて金をだましとる「投資詐欺」事件が三重県内で相次ぎ、2人が、合わせて約6000万円をだましとられる被害にあいました。
警察は、詐欺事件として捜査するとともに、SNSで勧められても安易に投資しないよう呼びかけています。

警察によりますと、去年9月、松阪市に住む60代の男性が、著名な投資家を名乗る人物のインスタグラムのアカウントをフォローしたところ、「電気自動車プロジェクト」への投資を勧められました。
そして、アプリを通じて投資するよう求められ、6回に渡って合わせて約3400万円を送金したということです。
その後、男性が投資した資金を出金したいと伝えたところ「手数料がかかる」などと言われ断われたため、警察に相談したところ、だまされたことに気付いたということです。
また、去年11月、県内に住む50代の男性が、LINEで、著名な企業経営者を名乗る人物のアカウントを友達に追加したところ、アシスタントを名乗る女性から株の購入を勧められ、投資用のアプリをダウンロードするよう求められたということです。
その後、男性はアプリから指定された口座に、現金合わせて約2600万円を振り込みましたが、出金できずそのままだましとられたということです。
警察は、詐欺事件として捜査するとともに、SNSで勧められても、安易に投資しないよう呼びかけています。