4月開催F1 会場近くで能登半島地震被災地支援を検討

自動車レースの最高峰、F1の日本グランプリが4月、鈴鹿サーキットで開催されるのを前に、鈴鹿市や県などで作る協議会が会議を開き、会場近くで北陸地方の特産品などを販売し、能登半島地震の被災地の支援を行うことなどを検討すると報告しました。

F1の日本グランプリは、昨シーズンまでは秋に鈴鹿サーキットで開かれていましたが、今シーズンは4月5日から7日にかけて開かれる予定です。
これを前に、鈴鹿市や県などで作る協議会が、7日会議を開き、会長を務める鈴鹿市の末松則子市長が「史上初の春開催となり、F1を通して多くの人に鈴鹿市や三重県の魅力に触れてもらい、それを全世界に発信してもらうことが願いです」とあいさつしました。
会議では、雑踏事故の対策として鈴鹿サーキット稲生駅の警備員を大幅に増やすことや、会期中、市内を通る「中勢バイパス」の一部で一般車両を通行止めにし、シャトルバスを運行することなどを検討していると報告されました。
また、会場の近くで北陸地方の特産品を販売し、能登半島地震の被災地を支援することも検討されているということです。
会議のあと末松会長は「さまざま取り組みを進め、安心・安全なF1となるよう、引き続き全力で取り組んでいく」と話していました。