津の“閉園”私立保育園 4月再開へ準備 大阪のNPO法人

去年、突然閉園した津市の私立保育園について、津市は大阪で認可外の保育園を運営するNPO法人が、ことし4月からの再開を目指して準備を進めていることを明らかにしました。

津市美里町の「美里さつき保育園」は去年6月、運営する愛知県の社会福祉法人の経営悪化のため、突然閉園し、通っていた園児約60人は別の保育園などに転園せざるをえない状況となりました。
津市の前葉泰幸市長は2日の記者会見で、この保育園について大阪で認可外の保育園4か所を運営するNPO法人が、ことし4月からの再開を目指して準備を進めていることを明らかにしました。
NPO法人は県に対し、保育所の認可を受けるための申請していて、今後、市内に新たに社会福祉法人を設立するということです。
園児の定員は、0歳から5歳までのあわせて38人で、名前は「あいうえお保育園」になるということです。
NPO法人では美里さつき保育園に通っていた園児を優先的に受け入れることにしています。
前葉市長は「保護者などから新しい運営者で再スタートしてほしいという要望が強かったので、地元も歓迎するかたちでの再スタートになると期待している」と話していました。
NPO法人では2月13日に保護者向けの説明会を開くということです。