桑名市の小学校校長が停職3か月の懲戒処分

桑名市の小学校に勤務する55歳の校長が、出張した教員2人に旅費を支払わず、出張に関する報告書を偽造して提出したとして、県教育委員会は、23日付けで、この校長を停職3か月の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは、桑名市立大山田南小学校の55歳の女性の校長です。
三重県教育委員会によりますと、校長は、教科書の採択に関する調査のための教員2人の出張について、事前に必要な経費を現金で預かったにもかかわらず、教員2人に対して、出張旅費1700円あまりを支払わなかったということです。
さらに、2人の出張に関する報告書を偽造して提出したということです。
県の調べに対して、校長は「事務処理が遅れていたが、期限が迫っており、焦っていた」などと話していて、県はこの校長について23日付けで停職3か月の懲戒処分にし、校長は依願退職したということです。
一方、県教育委員会は、おととし9月ごろ、障害がある生徒たちとの接し方について、相談を受けた教諭に対して、自宅で飼っている犬への接し方に例えて接し方を指導したとして、桑名市の県立の特別支援学校に勤務する50代の校長を、文書による厳重注意としました。
福永和伸教育長は「子どもたちや保護者、それに県民の公教育に対する信頼を大きく損なうことになり、深くお詫びする」と述べました。