松阪市 親睦会費引き出し私的に使用 27歳職員を停職6か月

松阪市は市職員の親睦会の会費として集めた金を口座から引き出し私的に使ったとして、27歳の職員を停職6か月の処分にしたと発表しました。

停職6か月の処分となったのは松阪市建設部に所属する27歳の男性職員です。
市によりますと、この職員は市役所の職員で作る約60人の親睦会のメンバーで、幹事として会計を担当していた令和元年の4月から、去年7月までの間に、管理する口座にあった親睦会費を引き出し、パチンコなどに利用していたということです。
不審に思った親睦会のメンバーが調べたところ、当時口座には約40万円あるべきでしたが830円しかなく、去年11月にメンバーが市の職員課に相談したということです。
職員はこれまでに合わせて約155万円を引き出したと言うことですが、そのうち私的利用がどの程度になるかはわかっていないということです。
職員は差額分を弁済していて、松阪市は19日付けで停職6か月の懲戒処分としました。
松阪市の竹上真人市長は「市民の皆様に心からおわび申し上げます。倫理や服務の徹底に対する取り組みを強化し、信頼回復に向けて全力を尽くします」とコメントしています。