一年の無病息災を願う「どんど焼き」

菰野町の江戸時代初期から続く神社で15日、正月飾りなどを炊き上げる「どんど焼き」が行われ一年の無病息災を願いました。

「どんど焼き」は、松の内まで飾っていた門松やしめ縄などを燃やすことで正月飾りを目印に家に来た年神様を煙とともに見送る小正月の伝統行事です。
菰野町の廣幡神社では、境内に掘られた直径4メートル深さ1メートルの穴の中に竹や木材を2メートルほどの高さにまで積み上げその周りにしめ縄や熊手などが置かれました。
朝8時、宮司が神前で清められた火を点火すると「パチパチ」と音を立てながらが一気に燃え上がり氏子たちがことし1年の無病息災を祈りました。
また、小学生や園児らも訪れあらかじめ神社に集められていたしめ縄などを「病気になりませんように」などと言いながら炎の中に投げ入れていました。
廣幡神社の横山昌浩宮司は、「今年は、年始から大きな災害や事故が続きましたが、年の終わりには幸せな1年になれるよう願いたい」と話していました。