四日市で個性豊かな萬古焼の作品展  

三重県北部で生産が盛んな萬古焼について、多くの人に興味を持ってもらおうと、従来の枠にとらわれない個性的な作品を集めた展示会が四日市市で開かれています。

四日市市のばんこの里会館で開かれている展示会では、35人の作家が制作した個性豊かな作品、およそ100点が展示されています。
このうち、桑名市の造形作家、いわさき智沙さんの作品は、酒を飲むぐい飲みで、直径6.5センチの器の中で枝豆を抱えた猫が酒に酔ったような表情で寝そべっているユニークな作品です。
また、四日市市の廣瀬千尋さんの「金魚と蓮の器」と題した作品は、白地の丸い皿に金魚とハスの花を大胆に描き、青の濃淡だけで色づけしたもので、水彩画のような雰囲気を出しています。
展示会を開いた萬古陶磁器卸商業協同組合の石崎和豊事務長は「個性豊かな作品をたくさん展示しているので、ぜひ見に来てほしい」と話していました。
この展示会は、今月21日まで開かれていて、気に入った作品は購入することができます。