JR関西本線 ことし秋にも名古屋〜奈良直通列車の実証運行へ

JR関西本線の利用促進を図ろうと、三重県とJR西日本などは現在は乗り換えが必要な名古屋と奈良間について、直通列車の実証運行をことし秋にも行う方向で2024年現在、調整を進めています。

名古屋駅と大阪・難波駅を結ぶJR関西本線のうち、亀山市の亀山駅と京都府の加茂駅の間の60キロ余りは非電化区間で、厳しい経営状況が続いているため、三重県と沿線の亀山市と伊賀市、それにJR西日本が利用促進に向けた協議を行っています。
現在、関西本線で大阪、奈良方面や名古屋方面に向かうには直通列車はなく、亀山駅や加茂駅で乗り換えなければなりません。
このため、三重県やJR西日本などでは関西本線の利用促進に向け、ことし秋にも名古屋駅と奈良駅を結ぶ直通列車の実証運行を行う方向で現在、調整を進めています。
実証運行は2日以上を想定しているということで、三重県の一見知事は「乗り換えがなくなれば、非常にスムーズになり、関西本線の使い勝手のよさを感じられるようになると思う」と話しています。