「東洋軒」運営会社雇用調整助成金9000万円余を不正受給

明治時代に創業した津市の老舗洋食レストラン「東洋軒」などを運営する会社が新型コロナの影響で一部の従業員が休業したとするうその申請を行い、雇用調整助成金9000万円あまりを不正受給していたことが分かり、会社は全額を返還しました。

雇用調整助成金を不正に受給したのは、明治22年に創業した津市の老舗洋食レストラン「東洋軒」などを運営する会社です。
三重労働局によりますと、会社は令和2年4月からおととし6月までの2年あまりにわたり、一部の従業員について、休業していないにもかかわらず、新型コロナの影響で休業したとする、うその申請書を作成し、雇用調整助成金9000万円あまりを不正に受給していたということです。
これは令和4年度以降、三重労働局が公表した中で、最も多い額だということです。
会社は事実を認め、12月、不正に受給した全額を返還したということです。