冬休みで消費減 業界団体呼びかけ”県産牛乳飲んで” 津市

学校が冬休みに入り牛乳の消費が落ち込む年末年始の時期、多くの人に家庭などで牛乳を飲んでもらおうと、業界団体の職員らが津市の駅前で三重県産の牛乳を配り、消費を呼びかけました。

呼びかけは、三重県酪農農業共同組合と三重県が合同で津駅前で行いました。
組合や県の職員9人は、駅を利用する人たちに、「牛乳の消費が減っています、たくさん飲んでください」などと声をかけながら、県産の200ミリリットル入りの牛乳パック300個を、牛乳をおいしく味わうためのレシピなどいっしょに配りました。
県によりますと、県内には26軒の酪農農家がありますが、ロシアによるウクライナ侵攻の影響などで飼料の価格が5割ほど高騰し、苦しい経営が続いている農家が多いということです。
また、年末年始は、冬休みで学校給食がなくなるのに加え、家庭で冷たい牛乳を飲まない傾向が強まり、例年、需要が低迷するということです。
県の中川知之畜産課長は、「牛は寒い時期ほど体調がよく、おいしい牛乳が出るのでぜひ飲んでもらいたい」と話していました。