科学の不思議な現象 子どもたちが体験教室 伊賀市

冬休み中の子どもたちが実験を通して科学の不思議な現象を体験する教室が、三重県伊賀市で開かれました。

この教室は、子どもたちに、科学のおもしろさを知ってもらおうと、伊賀市で開かれたもので、小学1年生から3年生の親子あわせておよそ50人が参加しました。
このうち、電池を使わずにLEDライトを光らせる実験では、プラスチック製のカプセルの中に、少ない電流で動く小型の「圧電スピーカー」とおもちゃのビーズを入れて、カプセルを揺らし、振動で発生した電気でライトが光る仕組みを学びました。
また「恐竜のたまご」と名付けられた実験では、ガラス製のビーズ玉を入れた袋状のアルミはくをタッパーの中で勢いよく振ると、アルミはくが卵のような形になり、机に置くと震えるように動くようすを観察し、子どもたちは、キラキラと目を輝かせていました。
伊賀市の小学3年生の女の子は「『恐竜のたまご』はぴくぴく動いてびっくりしました」と話していました。
講師を務めた三重大学産学官連携アドバイザーの加藤進さんは「『不思議だな』『もっとやってみたいな』という体験を通じて科学に関心を持ってもらいたい」と話していました。