東名阪自動車道8人死傷事故 1人起訴3人は不起訴

ことし3月、三重県亀山市の東名阪自動車道で、事故で停止していた車に大型トラックが衝突するなどして8人が死傷した事故で、過失運転致死傷などの疑いで書類送検された4人のうち、検察は大型トラックの69歳の運転手を過失運転致死傷の罪で起訴し、ほかの3人は不起訴としました。

ことし3月、亀山市の東名阪自動車道の上り線で、軽ワゴン車と中型トラックが事故のため停止していたところに大型トラックが衝突し、積んでいたペットボトルが下り車線に散乱し、この影響で、下り線を走っていた軽乗用車に乗用車が追突するなど、合わせて5台が関係する事故があり、中型トラックと軽乗用車に乗っていた合わせて3人が死亡し、5人が重軽傷を負いました。
この事故で、警察は大型トラックの69歳の運転手と乗用車を運転していた29歳の男性を過失運転致死傷の疑いで、また、軽乗用車を運転していた51歳の男性を過失運転致死の疑いで、中型トラックを運転していて死亡した当時53歳の会社員を過失運転傷害の疑いでそれぞれ書類送検しました。
津地方検察庁は4人のうち、大型トラックの69歳の運転手を過失運転致死傷の罪で20日付けで起訴し、ほかの3人を不起訴としました。
不起訴の理由について「関係各証拠を精査した結果、犯罪を認定すべき証拠が不十分だった」とコメントしています。