マイナンバーカードひも付け誤り県内で25件 被害確認されず

三重県は、全国でマイナンバーカードのひも付けの誤りが相次いだことを受けて総点検を行った結果、県内で25件の誤りがあったと発表しました。
この誤りによる情報漏えいなどの被害は、確認されていないということです。

マイナンバーカードをめぐっては、別人の情報がひも付けられるなどのトラブルが全国で相次ぎ、三重県でも国からを指示を受け総点検を行っていました。
対象となったのは、国からの指示を受けた分と、県が独自に調べた分の、のべ21万4000件余りで、その結果25件で誤りがあることが確認されました。
ひも付けを誤った先の内訳は「身体障害者手帳」が13件、「精神障害者保険福祉手帳」が11件、「療養手帳」が1件でした。
県では、該当する人に連絡をした上で、直ちにマイナンバーとの情報連携を停止したほか、データの修正作業を実施したということです。
また、原因については申請書の記載ミスや県によるシステムへの登録の誤りだとしています。
県では、今後、障害者手帳などの申請書を受け付けた際は、記載されたマイナンバーが本人の正しい番号か確認の徹底を行うほか、システムへのデータ入力について複数の職員による確認を徹底するとしています。