来年に世界遺産登録20周年 三重県内の熊野古道で清掃活動

熊野古道の保全について広く関心をもってもらおうと、熊野古道の伊勢路を一斉に清掃する取り組みが三重県内で行われました。

10日は、三重県内の熊野古道のうち大台町から紀宝町までの8か所で、保全団体やボランティアが清掃活動を行いました。
このうち、尾鷲市と熊野市の境にある「曽根次郎坂・太郎坂」では、高校生も参加して清掃が行われました。
参加者は、熊野古道を1時間ほど歩いて、峠の東屋の周りなどに積もった落ち葉や枯れ枝を熊手などを使って取り除きました。
参加した高校2年生の男子生徒は「熊野古道は人の手が入っていないとすたれてしまうので、このような機会で、きれいにすることが保全につながると思います」と話していました。
三重県東紀州振興課の早川祐由さんは「来年、熊野古道の世界遺産登録20周年を迎えます。熊野古道の魅力を広く発信することで多くの方に来ていただき、地域の活性化につながると思います」と話していました。