県内初 桑名市が孫の看病などで「孫休暇」来年1月導入へ

三重県桑名市は、祖父母にあたる職員が、孫の看病などの世話を行う場合に休暇を取得できる「孫休暇」を、県内の自治体で初めて来年1月から導入することになりました。

桑名市では、現在、職員が小学校入学までの子どもの看病などの世話を行う際、子ども1人の場合は年間5日まで、2人以上の場合は10日まで休暇を取得できる制度を設けています。
市は、子育てを支える環境づくりを推進しようと、来年1月から制度を拡充させることにしました。
具体的には、祖父母にあたる職員が孫の世話を行う際、年間5日まで「孫休暇」を取得できるようになります。
桑名市によりますと、「孫休暇」の導入は、全国的にも珍しく、県内の自治体では初めてだということです。
また子どもの世話をする際の休暇についても、対象が中学校入学までに拡充するということです。
桑名市の伊藤徳宇市長は「祖父母の世代が現役で働くのが当たり前になってきている中、子どもだけでなく孫も育てやすいまちになる一歩として、『孫休暇』をうまく活用してもらいたい」と話しています。