こども園虐待受け 桑名市 “保育の現場環境”充実する施策

三重県桑名市の認定こども園で、およそ50項目の虐待などが確認された問題を受けて、市は、保育士の確保や労働環境の改善のための支援策など保育の現場の環境を充実させるための施策をとりまとめ、来年度から実施すると発表しました。

桑名市の社会福祉法人が運営する「長寿認定こども園」では、県と市の特別監査で、虐待を含む52件の不適切な行為が確認されました。
この問題を受けて、桑名市は、保育の現場の環境を充実させるための、6項目からなる施策を新たに取りまとめました。
それによりますと、人材の確保のため、私立の保育施設に就職する保育士への経済的支援や保育士が一定期間継続して就労した場合の奨励金の支給をそれぞれ検討するということです。
また、私立の保育園で保育士の手厚い配置が必要と判断したクラスに国の基準以上に保育士を配置した場合の人件費の補助を検討するほか、保護者や保育士の負担軽減のため、使用済み紙おむつの回収を支援するなどとしています。
市は、これらの施策を来年度から実施することにしていて、伊藤徳宇市長は「保育現場が非常に厳しい状況の中、子どもたちが安心して保育を受けられる環境をつくるということが重要だ。桑名市のすべての園で保育環境が改善、充実することを期待する」と話しています。