製材所の仕事疑似体験ボードゲーム ウッドデザイン賞の優秀賞

三重県で開発された製材所の仕事を疑似体験できるボードゲームが、木材を活用した商品や取り組みを表彰することしのウッドデザイン賞の優秀賞に選ばれました。

ウッドデザイン賞は、国産材の活用を推し進めようと8年前に創設された賞で、木材を活用した製品や取り組みを毎年、表彰しています。
ことしのウッドデザイン賞の優秀賞に、三重県熊野市などで製材業を営む若手経営者でつくる団体、熊野林星会が開発した「セーザイゲーム」が選ばれました。
このゲームは、森林から切り出された木材を仕入れて加工し、販売するまでの製材所の仕事を疑似体験できるボードゲームです。
ゲームで使用するカードには、熊野産のヒノキが使われていて、一般にはなじみがない製材所の仕事を、初心者でも楽しみながら理解を深められるよう工夫されている点などが評価されました。
熊野林星会の野地伸卓会長は「製材所の仕事の面白さを伝えたいと開発したゲームが評価されて大変うれしい。多くの人に楽しんでもらいながら林業の振興につなげたい」と話しています。
表彰式は、12月6日に東京で行われることになっています。