伊勢神宮にまつわる文化をテーマにしたカルタの展示会

三重県の伊勢神宮にまつわる文化をテーマにしたカルタの展示会が、伊勢市で開かれています。

このカルタは横浜市在住のイラストレーター、牛嶋浩美さんが制作したもので、伊勢神宮の外宮近くの旅館には絵札の原画48枚が展示されています。
このうち、「い」の絵札は伊勢神宮が所有する田んぼで行われる稲刈りの神事をテーマにしていて、白装束姿の人たちが稲穂の束を持ってあぜ道を進む様子が描かれています。
また、「と」の絵札には20年に一度、社殿などを新しくする「式年遷宮」の神事が描かれ、常に若々しさを保つという「常若」という考え方を紹介しています。
牛嶋さんは3年前、全国のアーティストを招いて市内で創作活動をしてもらう伊勢市の取り組みに参加したことがきっかけでこのカルタを制作したということです。
牛嶋さんは「このカルタを通じて伊勢や伊勢神宮の文化を身近に感じてもらいたい」と話していました。
この展示会は11月24日まで、伊勢神宮の外宮近くにある旅館、「つるや」で開かれています。