桑名市教委 口論の児童にカッターナイフ渡した教諭を文書訓告

ことし5月、桑名市の小学校で同級生どうしで口論となった児童の一方に、カッターナイフを持たせるなどしたとして、市の教育委員会は50代の男性教諭を文書訓告の処分としました。
この教諭は依願退職したということです。

桑名市教育委員会によりますと、ことし5月、市内の小学校で児童2人が口論となり、一方の児童が中指を立てたことについて、50代の男性教諭が指導する際、相手の児童にカッターナイフを手渡したということです。
教諭は「中指を立てると刃物などで報復されることもあると指導したかった」などと説明したということですが、教育委員会では不適切な指導だったとして17日付けで文書訓告の処分としました。
教諭は11月14日に辞表を提出していて、17日付けで依願退職したということです。
桑名市教育委員会は「児童や保護者、地域の皆さんに多大なご迷惑とご心配をかけたことについて深くおわびします。再発防止に努め、学校教育の信頼回復に全力を挙げて取り組んでいく」としています。