高齢者がeスポーツ大会で競う 津の榊原温泉

高齢者たちがタブレットを使って将棋やリバーシで戦うeスポーツの大会の決勝が13日、津市で開かれ、熱戦を繰り広げました。

津市榊原町の旅館で開かれたeスポーツの決勝大会には、東海3県の14の介護施設から参加した27人のうち、オンラインでの対戦を勝ち抜いた80代から90代の4人が出場しました。
競技は、将棋とリバーシの2つで、タブレットを指やペンで操作しながら戦います。
3試合中2勝すれば優勝で、将棋では90歳の男性が81歳の男性に2連勝し、リバーシでは1勝1敗のあと91歳の女性が93歳の女性を破りました。
会場の様子はYouTubeでも生配信され、家族や施設の人たちもリモートで応援したということです。
リバーシで準優勝した最高齢の横田玲子さん(93)は「参加できただけでも感激しています。次の大会はもう少し頑張りたいです」と話していました。
将棋で優勝した小林州男さん(90)は「スタッフのみなさんが教えてくれて、応援してくれたことで勝つことができました」と話していました。
主催した一般社団法人ケアeスポーツ協会の湯浅幹之代表理事は「生きる活力を引き出せれば、人生の楽しみにつながり、高齢者たちにとっても元気の源になります」と話していました。