絶滅した鳥の模型 県内で見られる鳥の剥製などの企画展

今は絶滅した世界の鳥の模型や三重県内で見られる鳥の剥製などの展示を通じて、鳥の生態や習性などを学んでもらおうという企画展が津市の博物館で開かれています。

津市にある県総合博物館で開かれている企画展には、鳥の剥製や模型など、鳥に関係する資料、計290点余が展示されています。
このうち、模型が展示されている「ジャイアントモア」という鳥は、かつてニュージーランドに生息し、現在は絶滅しているということですが、高さが3メートルを超え、絶滅した種も含めて世界最大の鳥と考えられているということです。
また、三重県の鳥にも指定されている「シロチドリ」は卵やひながいる巣に外敵が近づくと、親鳥がけがをして動けないようなふりをして、外敵をひきつけながら、徐々に離れた場所に移動して逃げる「擬傷」と呼ばれる行動をとる習性があることを紹介しています。
県総合博物館の稲垣玲弥学芸員は、「鳥は身近な存在ですが、近くで見ることが少ないので、くちばしの形など細部のところまで見てほしい」と話していました。
この企画展は、月曜日の休館日を除いて12月10日まで開かれています。