桑名市に開校する小中一貫校で全国初AI活用の校歌作り始まる

三重県桑名市に新たに開校する小中一貫校で、全国で初めて、AI=人工知能を活用した校歌作りが始まりました。

AIを使って校歌を制作するのは、3年後の令和8年に開校を予定している小中一貫校、市立多度学園です。
市では、校歌の制作に関するAIの活用研究を行う理化学研究所などと協定を結んでいて、27日から地元のコミュニティセンターで、本格的な作業が始まりました。
地域の住民などからなる開校準備委員会では、歌詞の元になるキーワードを募集し、これまでに地域の子どもや保護者など約150人から、700件余りが寄せられていました。
27日は、この中から委員が「学ぶ」や「輝く」「仲間」などの単語を選び出し、AIに読み込ませて、4つの歌詞の原案を作成しました。
今後は1つに絞り込んで歌詞を完成させ、それに合うメロディーをAIが作曲する予定です。
歌詞作りに取り組んだ女性は「キーワードを入れると歌詞がどんどん出てくるので、すごく楽しくてワクワクします。この校歌はすごいと子どもたちに思ってもらえるようなものを作りたいです」と話していました。
準備委員会では、来年3月末までに校歌をほぼ完成させ、その後、人間が編曲するということです。