鈴鹿市の人材派遣企業 雇用調整助成金8500万円不正受給

三重労働局は、人材派遣を行う鈴鹿市の企業が、新型コロナの影響で一部の従業員が休業したとするうその申請を行い、雇用調整助成金などおよそ8500万円あまりを不正受給していたと発表しました。

雇用調整助成金などを不正に受給したのは、人材派遣を行う鈴鹿市の「ティーアール」です。
労働局によりますと、「ティーアール」は令和2年3月から令和3年9月までの1年半以上、一部の従業員が休業していないにもかかわらず、新型コロナの影響で休業したとするうその申請書を作成し、雇用調整助成金など8500万円あまりを不正に受給したということです。
これは、昨年度・令和4年度以降、三重労働局が公表した中で、最も多い額だということです。
「ティーアール」は、すでに一部を返還し、残りも返還する意思を示しているということです。