日本パラ陸上選手権 来年6月に伊勢で開催へ

来年のパリパラリンピックの最終選考会を兼ねた日本パラ陸上選手権が、来年6月に伊勢市で開かれることになり、出場を予定している三重県出身選手たちが意気込みを語りました。

これは三重陸上競技協会が5日、記者会見を開いて明らかにしたものです。

それによりますと、日本パラ陸上競技選手権は来年のパリパラリンピックの最終選考を兼ねていて、来年6月8日と9日の2日間にわたり、伊勢市の三重県営総合競技場で男女合わせて27種目が行われます。

この大会が県内で開かれるのは初めてで、出場を予定している県内出身の3選手が出席し、それぞれ意気込みを語りました。

男子400メートルの車いすのクラスで2年前の東京大会に出場した、鈴鹿市出身の伊藤智也選手は「三重県内で日本のトップ選手が争う大会を見る機会はあまりないと思うので、心を震わせるようなパフォーマンスを見せたい」と話していました。

また、東京大会に走り幅跳びの義足のクラスで出場した、津市出身の前川楓選手は「大好きな故郷の三重県で開かれることはうれしいです。全力で挑みたい」と話していました。

また、男子100メートルの義足のクラスで初のパラリンピック出場を目指す大紀町出身の井谷俊介選手は、「地元で開催されることにわくわくしています」と話していました。