東名阪自動車道事故うけ亀山市消防本部が通報者の安全確認明記

ことし3月、亀山市の東名阪自動車道で発生した多重事故で、市消防本部は、119番通報した男性に安全の確保を促さず、男性が通話中に車にはねられて死亡したとして、事故のあと、マニュアルに通報者の安全確認を行うことを明記したことがわかりました。

半年前のことし3月27日、亀山市の東名阪自動車道で、車5台が関係して3人が亡くなった多重事故では、車の外にいた50代の男性が後続の大型トラックにはねられて死亡しました。
市消防本部では、119番通報した男性に対して、通信司令員が事故の状況やけが人の有無などを確認していましたが、避難や安全確保は促していなかったとして、事故のあと、対応マニュアルに通報者の安全確認を行うことを明記したということです。
具体的には、電話対応を行う際、通報者に「現場は安全ですか」と確認するとしています。
亀山市消防本部は「人の命を助ける業務の中で、今回の事案が起きたことを非常に重く受け止めている。職員の研修や教育を行っていく」と話しています。