猟犬が女性に大けがさせた事件 飼い主を書類送検

ことし4月、三重県度会町で猟犬が女性にかみついて大けがをさせた事件で、警察は飼い主の男性が猟犬の行動範囲や習性を考慮していなかったなどとして、19日、業務上過失傷害などの疑いで書類送検しました。

ことし4月、度会町火打石の林道で近くに住む当時60歳の女性が散歩をしていたところ、イノシシなどの駆除をしていた町内の67歳の男性が飼う猟犬4頭に襲われ、頭をかまれるなどして全治半年間の大けがを負いました。
警察は飼い主の男性から任意で事情を聞くなどして捜査を進めていましたが、男性が猟犬の行動範囲や習性を考慮しておらず、人に危害を加えることを未然に防止すべき義務を怠ったほか、駆除は2人以上で行うことが条件であるにも関わらず単独で行っていたなどとして、業務上過失傷害と鳥獣保護法違反の疑いで19日に津地方検察庁伊勢支部に書類送検しました。
男性は警察の調べに対して容疑を認めているということです。