四日市市の老人福祉施設で食中毒 保健所が営業禁止処分に

四日市市にある老人福祉施設で男女16人が下痢や発熱などの症状を訴え、保健所は提供された昼食が原因の食中毒と断定し、この施設を営業禁止処分にしました。

営業禁止処分を受けたのは四日市市の老人福祉施設「社会福祉法人ユートピア」です。
四日市市保健所によりますと、8月30日、この施設で調理された昼食を食べた70代から100歳代の男女合わせて16人が、下痢や発熱、吐き気などの症状を訴えたということです。
保健所が調査したところ、症状が出た人の便からサルモネラ菌の一種「サルモネラ・エンテリティディス」が検出されたことなどから、保健所は、提供された昼食が原因の食中毒と断定し、この施設を営業禁止処分にしました。
保健所は、手指をよく洗った上で消毒してから調理することや食材を十分に加熱してから食べるよう注意を呼びかけています。