マレーシアの保健機関の職員ら 鳥羽市の保育所で給食を視察 

日本の学校給食の制度を学ぶため、マレーシアの保健機関の職員らが三重県鳥羽市の保育所を訪れ、アレルギーなど個別の事情に対応したメニューを調理する様子を視察しました。

鳥羽市を訪れたのは、マレーシアの国や地方の機関で保健行政を担当する9人で、JICA=国際協力機構が行う研修に参加するため、9月3日から日本を訪問しています。
一行は11日、0歳から6歳までの120人あまりが通う安楽島保育所を訪れ、市の管理栄養士の職員から、保育所内の調理室で給食をつくっていることなどの説明を受けました。
このあと調理室に入った参加者は、宗教上の理由で牛肉が食べられない子どもや卵などのアレルギーがある子どもなど、それぞれの事情に応じた個別のメニューを調理する様子を見学しました。
マレーシアのクチン市の保健所に勤める栄養士のマッケンディー・マンギスさんは「日本の保育所での献立やどのような状態で給食を提供しているのかが分かった。参考にしたい」と話していました。