県内2社 雇用調整助成金4400万円余を不正受給

三重労働局は整体院を展開する伊勢市の会社と、川越町の建設会社が新型コロナの影響で従業員や会社が休業したとするうその申請を行い、雇用調整助成金、合わせて4400万円あまりを不正に受給したと発表しました。

雇用調整助成金を不正に受給したのは、整体院を展開する伊勢市の「RE楽X」と川越町の建設会社「成上工業」の2社です。
三重労働局によりますと、「RE楽X」は令和2年12月から去年11月までの2年近くにわたり、一部の従業員が休業していないにもかかわらず、新型コロナの影響で休業したとするうその申請書を作成し、雇用調整助成金3800万円あまりを不正に受給したということです。
また「成城工業」は令和2年4月から8月までと、令和3年5月から9月までの、合わせて10か月にわたり、実際には休業していないにもかかわらず、新型コロナの影響で休業したとするうその申請書を作成し、雇用調整助成金570万円あまりを不正に受給したということです。
2社はいずれも不正受給を認め、返還する意思を示しているということです。
雇用調整助成金の不正受給は県内では昨年度以降、41の事業所であわせて6億8500万円あまりにのぼるということです。