障害者の働く機会広げようと雇用の進め方などについて意見交換

障害者の働く機会を広げようと、企業や福祉団体、学校などの関係者が、雇用の進め方などについて意見交換を行う交流会が開かれました。

この交流会は、障害者の雇用や働きやすい職場環境作りにつなげるため、三重県などが開いたもので、県内の企業や福祉事業所、それに特別支援学校の担当者などおよそ50人が参加しました。
このなかで、伊賀地域で活動している社会福祉法人の担当者が講演し、「複数の企業と複数の就労支援事務所が連携して、就労支援に取り組む体制を構築し、企業も、働く人も適性を見極めたうえで、雇用に結びけることができた」などと経験を説明しました。
そして、参加者たちはグループに分かれて意見交換し、企業の人事担当者が、「障害者の職場定着が難しい」という悩みを打ち明けたのに対し、別の企業の担当者は、「本人だけでなく、家族にも手紙を書いて仕事内容を褒めることで、家族を巻き込んで良好なコミュニケーションを構築し、定着率の向上につなげた」と話していました。
三重県障がい者雇用・就労促進課の相賀正輝主事は「障害者雇用のあり方は、テレワークの導入など幅広くなっている。顔と顔が見える形で意見を交わすことで、積極的な雇用に結びつけてほしい」と話していました。